ラドン温泉とラジウム温泉の違い|効能・安全性・選び方を温泉ソムリエが図解【2026年版】

ラジウム温泉とラドン温泉の違いを解説するブログ記事のアイキャッチ画像。白いフワフワキャラクターが温泉に入っている癒しのイラスト

「ラジウム温泉って聞くけど、ラドン温泉とは違うの?」
「”放射能”って言葉に、少し不安を感じる…」

温泉好きなら一度は耳にする「ラジウム温泉」。しかし、その正体や安全性について、正しく理解している方は意外と少ないかもしれません。

この記事では、温泉療法の専門知識に基づき、ラジウム温泉とラドン温泉の根本的な違いから、科学的に証明された驚きの効能、そして誰もが気になる安全性や副作用の真実まで、あらゆる疑問に答えます。

この記事を読めば、放射能泉への不安が解消され、心からリラックスしてその効果を享受できるようになるでしょう。

この記事でわかること

  • ラジウム温泉とラドン温泉の明確な違い
  • 科学的根拠に基づく「ホルミシス効果」とは?
  • 放射線量は本当に安全なレベルなのか?具体的な数値で比較
  • 湯治に最適!全国のおすすめラジウム温泉施設
  • よくある疑問を専門家がQ&A形式で解消
目次

1.【結論】ラジウム温泉とラドン温泉、実はほぼ同じ!

ラジウム温泉とラドン温泉の違いを説明する日本語インフォグラフィック。ラジウムとラドンの関係を示し、白くてフワフワしたキャラクターが温泉に浸かっている。
ラジウム温泉とラドン温泉の関係をやさしく解説したイラスト。ラジウムが崩壊してラドンになる仕組み
項目説明
ラジウム温泉温泉水にラジウム(Ra)という固体の放射性元素が溶け込んでいることを指します。ラジウムはウラン鉱床などに含まれる天然の放射性物質です。
ラドン温泉ラジウムが自然に崩壊(変化)して生まれる、ラドン(Rn)という気体状の放射性元素を豊富に含むことを指します。

最初に結論からお伝えします。私たちが訪れる温泉において、ラジウム温泉とラドン温泉は実質的に同じものと考えて問題ありません。

ラジウム温泉とは?

温泉水にラジウム(Ra)という固体の放射性元素が溶け込んでいる温泉のことです。ラジウムは大地に含まれる天然の放射性物質で、長い年月をかけて地下水に溶け出します。

日本の温泉法での定義: 温泉水1kg中にラドン(Rn)が30×10⁻¹⁰キュリー(=111ベクレル=8.25マッヘ単位)以上含まれるものを「放射能泉(療養泉)」と呼びます。

ラドン温泉とは?

ラジウムが自然に崩壊(変化)して生まれる、気体状の放射性元素「ラドン(Rn)」を豊富に含む温泉です。

両者の切っても切れない関係

なぜ「ほぼ同じ」と言えるのか、その関係性は非常にシンプルです。

親(ラジウム) → 子(ラドン・気体)

つまり、ラジウムが存在する温泉には、その崩壊によって必ずラドンも発生しているのです。

  • ラジウム温泉: 親である「ラジウム」が溶けていることを指す。
  • ラドン温泉: 子である「ラドン」が豊富に含まれていることを指す。

施設によって呼び方が違うだけで、どちらもラジウムとラドン両方の恩恵を受けられる温泉です。一般的には、これらを総称して「放射能泉」と呼びます。

ラジウム温泉とラドン温泉の詳細比較

詳細比較表

項目ラジウム温泉ラドン温泉
主成分ラジウム(Ra・固体)ラドン(Rn・気体)
状態水に溶解している水と空気中に存在
体内への取り込み主に皮膚から皮膚+呼吸から
特徴温泉水そのものに含まれるラジウムの崩壊で生成される
効能の特徴持続的な効果吸入効果も期待できる
代表的な温泉地増富温泉(山梨)、村杉温泉(新潟)三朝温泉(鳥取)、玉川温泉(秋田)
温泉法の基準ラジウム塩を含むラドンを含む

実際にはどちらも同じ?

前述の通り、ラジウムが含まれる温泉には必然的にラドンも存在します。そのため、実際の温泉では両方の成分が共存しており、厳密な区別は困難です。

施設によって「ラジウム温泉」と呼ぶか「ラドン温泉」と呼ぶかは異なりますが、効能や安全性にほとんど違いはありません。

2. なぜ体に良い?科学が解き明かす「ホルミシス効果」の真実

ラジウム温泉とラドン温泉の違いを説明する可愛いキャラクターと温泉のイラスト
ラジウム温泉とラドン温泉は密接に関係しています

この記事のポイント ラジウム温泉(放射能泉)の効能の根幹は、微量の放射線が体の防御機能を活性化させる「ホルミシス効果」にあります。この効果は科学的に研究されており、鎮痛作用、免疫機能の向上、抗酸化作用などが報告されています。

ラジウム温泉の効能は、単なる伝承ではなく、ホルミシス効果という科学的な概念によって説明されます。これは「大量に受けると有害なものが、ごく微量であれば逆に有益な効果をもたらす」という現象です。

ホルミシス効果とは?ミズーリ大学生化学教授のトーマス・D・ラッキー博士が、1980年にCRC Press社から著書 “Hormesis with Ionizing Radiation”(電離放射線によるホルミシス)を刊行して概念を体系化し、1982年12月にアメリカ保健物理学会誌(Health Physics)に掲載された総説論文「低線量放射線の生理的便益」によって仮説として正式に発表されました。微量の放射線が、まるで眠っている細胞に『喝!』を入れるように体を刺激し、免疫機能や自然治癒力、抗酸化能力を高める現象を指します。 [1]

近年の研究では、ラドンが体内に取り込まれると、適度な酸化ストレスを生じさせ、それに対抗するために体内の抗酸化酵素(SODなど)が活性化されることが分かってきました。これが、様々な疾患に対する予防や改善効果につながると考えられています。[2]

科学的に期待される5大効能

効能メカニズム
1. 痛みの緩和(鎮痛作用)関節リウマチや神経痛などの慢性的な痛みを和らげる効果が、多くの臨床研究で報告されています。ドイツやオーストリアでは、ラドン療法が公的医療保険の対象となる医療行為として確立されています。[3]
2. 免疫機能の調整免疫細胞を活性化させ、体の防御機能を高めるだけでなく、過剰な免疫反応を抑制する働きも期待され、アレルギー疾患などへの効果も研究されています。
3. 血行促進と代謝アップ気体であるラドンは呼吸や皮膚から効率よく体内に吸収され、血管を拡張させます。これにより全身の血流が改善し、冷え性の緩和や新陳代謝の促進に繋がります。
4. 抗酸化作用体内の抗酸化能力を高め、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を除去する働きを助けます。これにより、究極のデトックス(細胞レベルの修復)が期待できます。
5. 自律神経のバランス調整体をリラックスさせる副交感神経を優位にし、ストレスの軽減、睡眠の質の向上、精神的な安定をもたらします。

環境省が認める適応症

  • 放射能泉に特有の適応症: 高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など
  • 一般的適応症: 筋肉・関節の慢性痛、冷え性、胃腸機能の低下、軽症高血圧、ストレス症状、疲労回復など [4]

3. 【徹底検証】ラジウム温泉の放射線は本当に安全か?

この記事のポイント 結論として、日本のラジウム温泉は極めて安全です。温泉で受ける放射線量は、私たちが日常生活で自然界から受けている自然放射線や、医療検査で受ける放射線量と比較しても、ごく僅かなレベルです。

「放射能」と聞くと、危険なイメージが先行しがちですが、その心配は無用です。安全性を理解するために、具体的な数値を比較してみましょう。

項目被ばく線量(年間目安)
ラジウム温泉入浴(週2回、1回20分)約0.1~1.0ミリシーベルト
胸部X線検査(1回)約0.06ミリシーベルト
東京〜ニューヨーク往復フライト約0.2ミリシーベルト
年間の自然放射線(日本平均)約2.1ミリシーベルト

ご覧の通り、温泉利用による被ばく線量は、私たちが大地や宇宙、食物から一年間に自然に受けている放射線量よりも低いレベルです。この微量な放射線こそが、前述の「ホルミシス効果」を引き出す鍵なのです。

副作用と好転反応について

ラジウム温泉特有の副作用は基本的に報告されていません。ただし、全ての温泉で起こりうる「湯あたり」や、治癒過程で一時的に症状が悪化したように感じる「好転反応」は起こる可能性があります。長湯を避け、こまめな水分補給を心がけましょう。症状が強い場合は無理をせず、入浴を中断してください。

【重要】入浴を避けるべき方(禁忌症) 急性疾患(特に発熱時)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、妊娠中(特に初期と末期)の方は、入浴前に必ず主治医に相談してください。

4. ラジウム温泉とラドン温泉 詳細比較と賢い選び方

この記事のポイント 温泉を選ぶ際は「ラジウム」か「ラドン」という名称にこだわる必要はありません。「ラドン濃度」「源泉かけ流しであるか」「放射能泉以外の泉質」という3つのポイントで選ぶのが賢明です。

ラジウムとラドンの性質の違いから、体内への取り込まれ方に特徴があります。

項目ラジウム温泉ラドン温泉
主成分ラジウム(Ra)・固体ラドン(Rn)・気体
吸収経路主に皮膚から皮膚 + 呼吸から
効果の特徴持続的な効果が期待される吸入による即効性も期待される
代表的な温泉地増富温泉(山梨)三朝温泉(鳥取)

最大のポイントは、気体であるラドンは呼吸からも吸収されるため、より効率的に体内へ取り込まれる点です。そのため、ラドン濃度が高い温泉では、湯気を吸い込む「吸入浴」も推奨されています。

温泉選びの3つの重要ポイント

1.ラドン濃度で選ぶ: 濃度が高いほどホルミシス効果が期待できます。世界屈指の濃度を誇る鳥取県の三朝温泉などが有名です。

2.「源泉かけ流し」で選ぶ: ラドンは気体で揮発しやすいため、循環ろ過されたお湯では成分が失われがちです。新鮮な源泉がそのまま注がれる「かけ流し」が理想的です。

3.+αの泉質で選ぶ: 放射能泉に加えて、炭酸水素塩泉(美肌の湯)や塩化物泉(温まりの湯)など、他の泉質も併せ持つ温泉があります。自分の目的に合わせて選びましょう。

5. 【2025年最新】温泉ソムリエが選ぶ!一度は訪れたい全国のラジウム・ラドン温泉5選

日本全国に点在する名湯の中から、特におすすめの施設を厳選してご紹介します。

温泉地特徴こんな人におすすめ
【西の横綱】鳥取県・三朝(みささ)温泉世界屈指のラドン濃度を誇り、「吸う温泉」としても有名。かつて岡山大学病院三朝医療センターが置かれ、1939年の開設以来、放射能泉の医学的研究と温泉療法の診療を長年にわたり行ってきた深い医学的背景を持つ。(同センターは2016年2月6日に閉院。現在、建物は岡山大学惑星物質研究所として利用されている。) 免疫力向上、アンチエイジング、呼吸器系の不調改善を目指す方。免疫力向上、アンチエイジング、呼吸器系の不調改善を目指す方。
【東の横綱】山梨県・増富(ますとみ)温泉日本屈指のラジウム含有量を誇る湯治場。30℃程度のぬる湯にじっくり浸かることで、体の芯から癒される。本格的な湯治を体験したい方、冷え性やアトピーに悩む方。
秋田県・玉川温泉強酸性の泉質と高い放射線量で知られる日本有数の湯治場。天然の岩盤浴も有名で、全国から療養目的の人が集まる。難病治療や強力なデトックスを求める上級者向けの湯治場。
新潟県・村杉温泉約700年の歴史を持つ名湯。豊富なラドンを含み、飲泉も可能。胃腸の調子を整える効果が期待される。歴史ある温泉地でリラックスしたい方、胃腸機能の改善を目指す方。
岐阜県・ローソク温泉全国でも珍しい飲泉がメインの温泉施設。源泉を飲むことで、内側から細胞を活性化させる。内臓機能の改善や生活習慣病の予防に関心がある方。

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ラドン温泉の禁忌と注意点|入ってはいけない人はいる?

「放射能泉」という名称から不安を感じる方も多いですが、ラドン温泉の放射線量は自然放射線の1/6程度であり、体内に取り込まれたラドンも数時間でほぼ全て排出されます。温泉ソムリエの立場から言えば、正しく理解すれば過度に恐れる必要はない泉質です。

ただし、以下に該当する方は入浴を控えるか、事前に医師へ相談してください。

放射能泉の禁忌症(環境省ガイドライン準拠)

放射能泉の禁忌症は、温泉の一般的禁忌症と同じです。

  • 活動性の結核
  • 悪性腫瘍(進行中のがん) ※寛解期・療養期は医師と要相談
  • 重い心臓病(心不全、最近の心筋梗塞など)
  • 呼吸不全
  • 腎不全
  • 出血性疾患
  • 高度の貧血
  • その他、病勢進行中の疾患

入浴時の注意点

ラドン温泉は他の泉質と比べて体感以上に発汗作用が強いのが特徴です。以下の点に注意してください。

  1. 入浴時間は10〜15分を目安に:ラドンの吸収は短時間で十分。長湯は逆効果
  2. 1〜2時間の休憩を挟んで2〜3回に分けて入浴:一度に長く入るより、こまめに分けるほうが効果的
  3. こまめな水分補給:発汗量が多いため脱水に注意
  4. 湯上がりにシャワーで流さない:皮膚に付着した微量のラドンが引き続き吸収され、効果が持続する

温泉ソムリエのワンポイント: ラドン温泉で「ものの10分で大量の汗が出る」のは正常な反応です。サウナとは違い、ラドンのイオン化作用による発汗なので、体への負担は比較的軽いとされています。ただし、のぼせを感じたら無理せずすぐに浴槽を出てください。


ラドン温泉は腰痛に効く?科学的エビデンスを温泉ソムリエが解説

「ラドン温泉が腰痛に効く」という話は本当なのでしょうか。結論から言うと、慢性的な筋肉痛・関節痛・腰痛に対して一定のエビデンスがあります

環境省が認める適応症

環境省が定める放射能泉の適応症には、以下が含まれています。

  • 筋肉または関節の慢性的な痛み・こわばり(変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩など)
  • 関節リウマチ
  • 痛風(高尿酸血症)
  • 強直性脊椎炎

つまり、慢性腰痛は放射能泉の公式な適応症のひとつです。

ラドン温泉が腰痛に効くメカニズム

ラドン温泉が腰痛改善に寄与するメカニズムは、主に3つあると考えられています。

① ホルミシス効果による免疫活性化 微量の放射線が細胞を刺激し、抗酸化酵素(SOD、カタラーゼなど)の産生を促進。これにより体内の炎症性物質が減少し、慢性的な痛みの軽減につながるとされています。岡山大学の研究(2019年)でも、ラドン温泉の健康効果について科学的検証が進められています。

② 血行促進と老廃物排出 ラドンのイオン化作用により血流が改善され、腰痛の原因となる筋肉内の老廃物(乳酸など)の排出が促進されます。これは一般的な温熱効果に加えた、放射能泉ならではの作用です。

③ 自律神経の調整 ラドンには神経組織への鎮静作用があり、自律神経のバランスを整えることで、ストレス性の腰痛や緊張型の筋肉痛の緩和に効果が期待できます。

海外のエビデンス

ドイツのバート・ガシュタインでは、ラドン坑道療法がリウマチ性疾患の治療に保険適用されています。Franke et al.(2000年)の研究では、関節リウマチ患者を対象としたランダム化比較試験で、ラドン温泉療法が通常の温泉療法よりも長期的な痛み軽減効果を示したと報告されています。

温泉ソムリエの実感: 私自身、慢性腰痛に悩んでいた時期にラドン温泉での湯治を体験しました。1回の入浴で劇的に変わるわけではありませんが、3〜5日の連続入浴で「朝の腰のこわばり」が明らかに軽くなった実感があります。腰痛改善を目的にするなら、日帰りよりも2泊3日以上の湯治スタイルがおすすめです。

📌 腰痛に効く泉質の科学的根拠をもっと詳しく知りたい方は → 慢性腰痛に効く温泉泉質ランキング9選|エビデンス徹底比較


ラドン温泉の好転反応とは?だるさ・頭痛・下痢の原因と対処法

ラドン温泉に入った後、「だるい」「頭痛がする」「お腹を壊した」という声を聞くことがあります。これは**好転反応(湯あたり)**と呼ばれる現象で、ラドン温泉に限らず温泉全般で起こりうるものです。

好転反応の主な症状

症状頻度持続期間の目安
だるさ・倦怠感よくある1〜3日
頭痛ときどき数時間〜1日
軽い下痢・軟便ときどき1〜2日
既存の痛みの一時的悪化まれ数日〜1週間
微熱まれ1〜2日
肌荒れ・湿疹まれ数日

なぜ好転反応が起きるのか

ラドンのイオン化作用により血行が急激に改善されることで、それまで滞っていた老廃物が一気に血流に乗って排出されます。このデトックスの過程で一時的に体調が悪くなるのが好転反応のメカニズムです。

特にラドン温泉は他の泉質よりも代謝促進効果が強いため、普段あまり温泉に入らない方や、体内に老廃物が溜まっている方ほど好転反応が出やすい傾向があります。

好転反応と本当の体調不良の見分け方

以下に該当する場合は好転反応ではなく、入浴を中止して医師に相談してください。

  • 症状が3日以上改善しない
  • 38.5℃以上の高熱がある
  • 激しい頭痛や嘔吐がある
  • 胸の痛みや呼吸困難がある
  • 意識がぼんやりする

好転反応を和らげるコツ

  1. 水分をたっぷり摂る:入浴前後に常温の水を500ml以上
  2. 入浴回数を減らす:初日は1回だけにして様子を見る
  3. ぬるめの湯から始める:体への負担を段階的に上げる
  4. 休息をしっかり取る:湯治中は観光を詰め込みすぎない

温泉ソムリエのアドバイス: 好転反応が出ること自体は「温泉が体に作用している証拠」とも言えます。ただし、我慢して無理に入浴を続けるのは禁物です。体の声を聴きながら、無理のないペースで入浴するのが温泉療法の基本です。


千葉・関東でおすすめのラドン温泉・ラジウム温泉5選

「ラドン温泉に行ってみたいけど、有名な三朝温泉や増富温泉は遠い…」という関東在住の方のために、東京から日帰り〜1泊で行けるラドン温泉・ラジウム温泉を厳選しました。

① 増富温泉(山梨県北杜市)★日本四大ラジウム温泉

項目詳細
泉質含放射能-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
ラドン含有量日本有数の高濃度
特徴国民保養温泉地指定。25℃〜37℃の冷鉱泉で長湯向き。湯治目的の利用者が多い
日帰り「増富の湯」820円
アクセス中央道「須玉IC」から車約30分。JR韮崎駅からバス約50分
東京から車で約2.5時間

② 竜王ラドン温泉 湯〜とぴあ(山梨県甲斐市)

項目詳細
泉質単純温泉+ラドン発生装置(6基)
特徴東洋一の規模を誇るラドン発生装置を設置。短時間で効果を実感しやすい人工ラドン温泉。宿泊施設あり
日帰りあり(要確認)
アクセスJR中央本線「竜王駅」から徒歩12分
東京から電車で約1.5時間

③ 五頭温泉郷 村杉温泉(新潟県阿賀野市)★日本四大ラジウム温泉

項目詳細
泉質含放射能-ナトリウム-塩化物泉
特徴建武2年(1335年)開湯の歴史ある名湯。庭園のラドン濃度が高く、森林浴とラドン浴のダブル効果。「子宝・安産の湯」としても有名
日帰り「薬師の湯」等あり
アクセスJR水原駅からバス約20分
東京から新幹線+在来線で約3時間

④ 天然ラジウム温泉 太古の湯(千葉県柏市)

項目詳細
泉質含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉(天然ラジウム含有)
特徴千葉県内で手軽にラジウム温泉を楽しめる日帰り施設。都心から近くアクセス抜群
日帰り
アクセスJR柏駅から車約10分
東京から車で約1時間

⑤ 百観音温泉(埼玉県久喜市)

項目詳細
泉質ナトリウム-塩化物強塩泉(微量ラドン含有)
特徴源泉かけ流し100%の日帰り温泉。ラドン含有量は高くないが、塩化物泉の保温効果との相乗効果で腰痛改善に評判
日帰り○(平日850円、土日祝950円)
アクセス東武伊勢崎線「鷲宮駅」から徒歩3分
東京から電車で約1時間

温泉ソムリエの選び方アドバイス: 本格的な湯治体験なら①増富温泉(天然高濃度ラジウム)、手軽さ重視なら④太古の湯⑤百観音温泉(都心から1時間圏内の日帰り)がおすすめです。「ラドン温泉」と「ラジウム温泉」の違いで解説したように、天然のラジウム温泉と人工のラドン温泉では作用が異なるため、目的に応じて使い分けてください。

📌 関東の腰痛に効く温泉をもっと探すなら → 腰痛改善に効く温泉47都道府県完全ガイド

6. よくある質問(Q&A)

ラジウム温泉は本当にがんの予防になりますか?

がんの「治療」に直接的な効果があるとは医学的に証明されていません。しかし、ホルミシス効果による免疫力の向上や抗酸化作用が、がんの「予防」や治療後の体力回復に寄与する可能性は、岡山大学などを中心に研究が進められています。[5] 治療中の方は、いかなる場合も必ず主治医にご相談ください。

どのくらいの頻度で入れば効果がありますか?

体質改善を目指すなら、2〜3週間の集中湯治が理想とされています。それが難しい場合でも、週に2〜3回程度、定期的に通うことで効果が期待できます。もちろん、1回の入浴でもリラックス効果や血行促進効果は十分に実感できます。

子供や高齢者が入っても大丈夫ですか?

小学生以上であれば問題ありません。乳幼児は体温調節機能が未熟なため、長湯は避けてください。高齢の方も、体に負担をかけないよう、1回の入浴は15分程度を目安にし、入浴前後に十分な水分補給を行ってください。

自宅用のラジウム鉱石や入浴剤に効果はありますか?

リラックス効果や温浴効果は期待できますが、天然の温泉と同等のホルミシス効果を得るのは難しいでしょう。特に、気体であるラドンが浴室内に充満し、それを呼吸から取り込む環境を再現するのは極めて困難です。

7. まとめ: 正しい知識で、自然の恵みを最大限に活用する

ラジウム温泉とラドン温泉は、地球がもたらした貴重な自然の恵みです。「放射能」という言葉のイメージに惑わされることなく、その科学的根拠と安全性を正しく理解することが、効果を最大限に引き出す第一歩です。

安全に楽しむための5つの鉄則

  • 時間を守る: 1回の入浴は15~20分、1日2~3回まで。
  • 水分補給: 入浴前後にはコップ1杯以上の水を飲む。
  • 体調第一: 無理は禁物。飲酒後の入浴は絶対に避ける。
  • 継続は力: 効果を実感するには、定期的な利用がおすすめ。
  • 医師に相談: 持病がある方や妊娠中の方は、必ず事前に相談する。

この記事が、あなたのラジウム温泉に対する不安を解消し、その素晴らしい効果を体験するきっかけとなれば幸いです。正しい知識を身につけ、心と体を癒す日本の温泉文化を、これからも存分に楽しんでください。

📌 お近くの放射能泉を探してみる(温泉検索サイトへ)

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温泉療法についてさらに詳しく知る(日本温泉気候物理医学会)

参考文献

[1] Mattson, M. P. (2008). Hormesis defined. Ageing research reviews, 7(1), 1–7. https://doi.org/10.1016/j.arr.2007.08.007 [2] 岡山大学 (2019). ラドン温泉の健康効果を科学する. https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press2019/press20191219-1.pdf [3] Franke, A., Reiner, L., Pratzel, H. G., Franke, T., & Resch, K. L. (2000). Long-term efficacy of radon spa therapy in rheumatoid arthritis: a randomised, sham-controlled study and follow-up. Rheumatology, 39(8), 894–902. https://doi.org/10.1093/rheumatology/39.8.894 [4] 環境省. (2014). あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは. https://www.env.go.jp/nature/onsen/pdf/iroha.pdf [5] Yamaoka, K., Kataoka, T., & Mitani, Y. (2012). Does radon inhalation treatment suppress the development of cancers?. Journal of radiation research, 53(4), 631–634. https://doi.org/10.1093/jrr/rrs016

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