
【この記事の監修】
執筆・監修:温泉ソムリエ”ぱぴーよっと”
温泉ソムリエ協会認定資格保持者。自身も30代の頃に腰を痛めた経験から、温泉療法と腰痛ケアについて長年研究を続けています。群馬県の温泉は30箇所以上を実際に訪問し、泉質や効能を体感してきました。「温泉は身体だけでなく、心も癒やすもの」をモットーに、皆様に最適な湯治の情報をお届けします。
この記事を開いてくださった皆さん、はじめまして。温泉ソムリエをしている”ぱぴーよっと”です。
「頭文字D」
あの漫画やアニメに心を躍らせた世代の方々は、今や40代から60代になられているのではないでしょうか。
藤原拓海のハチロクに憧れ、高橋涼介の理論派の走りに感銘を受け、いつか自分も群馬の峠を走ってみたいと思った。そんな青春時代を過ごされた方も多いことと思います。
あれから何十年。今でも愛車を大切に乗り続けている方、家族のためにミニバンに乗り換えたけれど心はまだスポーツカーという方、久しぶりにMT車を買い直した方……。
車との付き合い方は様々でも、「走る楽しさ」を知っている皆さんには、きっと共通の悩みがあるのではないでしょうか。
そう、「腰」です。
長時間の運転姿勢、スポーツサスペンションの硬さ、バケットシートによる圧迫、そして何より「若い頃の無理」の蓄積……。
私自身、30代の頃に腰を痛めて以来、腰痛とは長い付き合いです。だからこそ、同じ悩みを抱える皆さんのお気持ちは痛いほど(文字通り)わかります。
今回は、そんな「車好きで腰痛持ち」の皆さんに向けて、群馬県の温泉をご紹介させていただきます。しかもただの温泉紹介ではありません。
頭文字Dの聖地である榛名・赤城・妙義・碓氷の4エリアを巡りながら、各エリアで「腰痛ケアに適した泉質」を持つ温泉と、「心身を整えるパワースポット」を訪れる――そんな贅沢なドライブプランです。
峠を走る楽しさと、温泉で身体を労わる心地よさ。この両方を一日で味わえるのが、群馬という土地の素晴らしさなのです。
腰痛ドライバーが知っておきたい「温泉療法」の基礎知識
具体的なコースをご紹介する前に、温泉ソムリエとして「なぜ温泉が腰痛に良いのか」を簡単にご説明させてください。温泉の効果を理解していると、より効果的な入浴ができますし、自分に合った温泉を選ぶ際の参考にもなります。
温泉が腰痛に効く3つのメカニズム

1. 温熱効果による血行促進
温かいお湯に浸かると、血管が拡張して血流が良くなります。腰痛の多くは、筋肉が緊張して血流が悪くなることで、老廃物が溜まり、痛みを引き起こしています。温泉で身体を温めることで、この悪循環を断ち切ることができるのです。
特にドライバーの方は、長時間同じ姿勢でいることで腰周りの筋肉が硬くなりがちです。運転後に温泉に入ることで、その日のうちに筋肉をほぐしてあげることが、慢性化を防ぐ第一歩になります。
2. 水圧によるマッサージ効果
温泉に浸かると、身体全体に水圧がかかります。この水圧には、穏やかなマッサージのような効果があり、むくみの解消や血液・リンパの流れを促進します。
ただし、心臓や肺に疾患がある方は、胸まで浸かると水圧で負担がかかることがあります。そういった方は、半身浴(みぞおちまで)でも十分な効果が得られますのでご安心ください。
3. 浮力による関節・筋肉の解放
水中では浮力により、体重が約10分の1程度になります。普段、腰は上半身の重さを支え続けていますが、温泉に浸かっている間はその負担から解放されます。
これにより、椎間板(背骨のクッション)への圧迫が軽減され、縮こまっていた筋肉が自然と緩みます。「温泉に入ると身体が軽くなる」という感覚は、まさにこの浮力の恩恵なのです。

泉質による効果の違い
温泉には様々な「泉質」があり、含まれる成分によって期待できる効果が異なります。今回ご紹介する群馬の温泉で多く見られる泉質を、腰痛ケアの観点から解説します。
硫酸塩泉(伊香保温泉など)
硫酸塩泉は、昔から「傷の湯」「脳卒中の湯」と呼ばれてきました。環境省の「温泉療養のイ・ロ・ハ」によると、一般適応症として「筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり」「運動麻痺における筋肉のこわばり」などが挙げられています。
血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できるため、運転で凝り固まった腰には特におすすめです。伊香保温泉の「黄金の湯」は、鉄分を含んだ茶褐色のお湯で、保温効果が高いのが特徴です。
塩化物泉(富士見温泉など)
塩化物泉は「熱の湯」とも呼ばれ、保温効果が非常に高い泉質です。塩分が肌に薄い膜を作り、湯上がり後も身体の熱が逃げにくくなります。
冷えは腰痛の大敵です。特に冬場や、冷房で身体が冷えている夏場など、「冷えからくる腰の重だるさ」を感じる方には、塩化物泉がおすすめです。赤城山麓の富士見温泉は、標高が高く冷えやすい環境だからこそ、この「熱の湯」が重宝されてきました。
炭酸水素塩泉(妙義温泉など)
炭酸水素塩泉は「美人の湯」として知られていますが、腰痛ケアにも嬉しい特徴があります。肌をなめらかにするトロトロとした湯触りは、皮膚への刺激が少なく、長時間のドライブで敏感になった肌にも優しいのです。
また、炭酸水素塩泉には皮膚の清浄作用があり、毛穴の汚れを落として代謝を促進します。バケットシートで圧迫されていた背中やお尻を、優しく包み込んでくれる泉質です。
単純温泉(碓氷峠の湯など)
単純温泉は、成分が薄いため「効かない温泉」と誤解されることがありますが、実はとても優秀な泉質です。刺激が少ないため、長湯しても湯あたりしにくく、高齢の方や肌が敏感な方でも安心して入れます。
また、弱アルカリ性の単純温泉は、神経の興奮を鎮め、リラックス効果が高いとされています。長時間の運転で神経が過敏になっている方、ストレスからくる腰痛をお持ちの方には、心身を落ち着かせてくれる単純温泉がおすすめです。

腰痛ドライバーのための入浴のコツ
せっかく良い温泉に入っても、入り方を間違えると効果が半減してしまいます。腰痛をお持ちの方に特に意識していただきたいポイントをお伝えします。
- かけ湯は念入りに:いきなり湯船に入らず、足先から心臓に向かって、ゆっくりとかけ湯をしましょう。急激な温度変化は血圧の変動を招き、身体に負担をかけます。
- 最初は短めに:最初の入浴は5分程度で一度上がり、休憩を挟みましょう。その後、10分程度の入浴を2〜3回繰り返す「分割浴」がおすすめです。
- 腰を伸ばすストレッチを:湯船の中で、ゆっくりと腰を左右にひねったり、膝を抱えて丸まったりするストレッチを行いましょう。水中では関節への負担が少ないため、地上よりも楽に動かせます。
- 湯上がりの休憩を大切に:入浴後は最低20分は休憩を取りましょう。この間に身体の深部体温が安定し、リラックス効果が高まります。すぐに運転を再開すると、のぼせやめまいの原因になることがあります。
- 水分補給を忘れずに:入浴中は思った以上に汗をかいています。入浴前後にコップ1杯程度の水分を摂ることで、血液がドロドロになるのを防ぎます。
1. 榛名エリア(秋名):藤原拓海のホームで「黄金の湯」に浸かる
それでは、いよいよ聖地巡礼ドライブのスタートです。最初に向かうのは、頭文字Dの主人公・藤原拓海のホームコースである榛名山(作中では「秋名山」)エリアです。
このエリアは物語の原点であり、拓海がハチロクで豆腐配達をしながら神業のようなドライビングテクニックを磨いた場所。ファンなら一度は訪れたい、まさに聖地中の聖地です。
頭文字D【聖地巡礼ドライブ】榛名山・榛名湖へのワクワクが止まらない
榛名山は、その美しい自然と、湖畔に広がる榛名湖の絶景で知られる群馬県を代表する観光地です。特にドライブ好きの方にとって、榛名山へのアクセスルートはただの道ではありません。そう、あの大人気コミック『頭文字D』の舞台、「秋名山」のモデルとなった峠道を通る、まさに「聖地巡礼」のルートなのです!
このワクワクする榛名山・榛名湖へのアクセス方法を、ドライブのポイントと共にご紹介します。
1. 関越自動車道「渋川伊香保IC」からスタート!
東京方面からお越しの場合、まずは関越自動車道を利用し、「渋川伊香保インターチェンジ(IC)」を目指します。
ICを降りたら、標識に従って県道33号線(渋川松井田線)を伊香保温泉方面へと進んでください。この道は、温泉街へと続く主要ルートであり、道中も群馬ののどかな風景を楽しむことができます。
2. 伊香保温泉を越えれば、いざ伝説の峠道へ!
県道33号線をしばらく進むと、風情ある伊香保温泉街に差し掛かります。石段街で有名なこの温泉地を通り過ぎると、いよいよドライブのハイライト、榛名山へと続く本格的な峠道が始まります。
ここからが、多くのファンが熱狂する「頭文字D」の世界です。タイトなカーブが連続するワインディングロードは、愛車との一体感を存分に味わえる最高のステージ。もちろん、安全運転を心がけ、景色を楽しみながらゆっくりと登っていきましょう。
3. 峠を登り切った先に待つ、絶景の榛名湖!
スリリングな峠道を登り切ると、視界が一気に開け、目の前に榛名湖の雄大な景色が広がります。
ドライブの終着点である榛名湖は、榛名富士を背景にした美しい湖で、ボート遊びや湖畔の散策など、様々なアクティビティが楽しめます。長時間の運転の疲れを癒すには最高のロケーションです。
【アクセスルートのまとめ】
最高のドライブと、榛名山での素晴らしい時間をお過ごしください!
榛名山のワインディングロード
榛名山を登る県道33号線は、まさに拓海がハチロクで駆け抜けたあの道です。緩やかなカーブから始まり、中腹から上はテクニカルなワインディングが続きます。
ただし、現在は安全対策として路面に凸凹(ランブルストリップス)が設置されている箇所があります。腰痛持ちの方は、この振動が堪えることがありますので、該当区間は特にゆっくり走ることをおすすめします。聖地を味わうのに速度は必要ありません。景色を楽しみながら、安全運転で参りましょう。
5連ヘアピン
作中で何度も登場した、ダウンヒルの要所です。拓海がインベタで駆け抜けるシーンは、今でも鮮明に覚えている方が多いのではないでしょうか。
実際に走ってみると、その勾配と連続するヘアピンの難しさを体感できます。ただし、繰り返しになりますが、ここも路面加工がありますので、腰のためにも低速走行を心がけてください。
伊香保おもちゃと人形 自動車博物館
榛名エリアを訪れたら、ぜひ立ち寄っていただきたいのがこちらの博物館です。なんと、作中に登場する「藤原とうふ店」の実店舗がここに移築・展示されています。
さらに、拓海の愛車と同型のAE86(トレノ)も展示されており、ファンにはたまらない空間となっています。おもちゃや人形の展示も充実しているので、ご家族連れでも楽しめます。
| 施設名 | 伊香保おもちゃと人形 自動車博物館 |
| 見どころ | 藤原とうふ店の移築店舗、AE86展示、昭和レトロなコレクション |
| 営業時間 | AM9:00 – PM5:00 ※最終入館はPM4:00(季節により変動) |
| 入館料 | 大人: 1,300円(税込) 中学生・高校生:900円(税込) 幼児(4歳から)・小学生:450円 (税込) 大人20名様もしくは中高生20名様以上の場合、団体割引きがございます。 |
| 駐車場 | 休館日 年中無休 駐車場200台・バス25台(乗務員室完備) ※館内へのペットのご同伴はご遠慮ください。 <盲導犬・聴導犬・介護犬はご同伴いただけます。> |
| 公式サイト | https://www.ikaho-omocha.jp/ |
パワースポット:榛名神社
榛名山の中腹に鎮座する榛名神社は、1400年以上の歴史を持つ古社であり、関東屈指のパワースポットとして知られています。
「えっ、神社?歩くの?」と思われるかもしれません。確かに、本殿までの参道は約700mあり、清流沿いの緩やかな登り坂になっています。
しかし、温泉ソムリエの視点から申し上げると、この「適度なウォーキング」こそが、運転で固まった身体をほぐすのに最適なのです。
長時間座りっぱなしでいると、股関節周りの筋肉(腸腰筋など)が縮こまってしまいます。温泉に入る前に、ゆっくりと歩くことで股関節を動かし、血流を促進させておくと、温泉の効果がより高まります。
参道には巨岩・奇岩が点在し、そのスケールに圧倒されます。特に「御姿岩(みすがたいわ)」は、本殿の背後にそびえる巨大な岩で、神様が宿るとされています。
この岩から発せられる「気」を浴びると、心身ともにリフレッシュできると言われています。
また、榛名神社は「開運」「商売繁盛」のご利益があるとされ、何か新しいことを始めたい方、仕事で結果を出したい方にもおすすめです。
腰痛が良くなって、また元気に走れるようになりますように――そんな願いを込めて参拝してみてはいかがでしょうか。
| 神社名 | 榛名神社 |
| ご祭神 | 火産霊神(ほむすびのかみ)、埴山毘売神(はにやまひめのかみ) |
| ご利益 | 開運、商売繁盛、五穀豊穣、鎮火 |
| 参拝時間 | 境内自由(社務所 8:45〜16:00頃) |
| 駐車場 | あり(無料・約70台) |
| 所要時間 | 参道往復で約40分〜1時間 |
| 注意事項 | 参道は石畳と階段があるため、歩きやすい靴で |
腰痛ケアの温泉:伊香保温泉「黄金の湯館」

榛名エリアの温泉といえば、何といっても伊香保温泉です。万葉集にも詠まれた古湯で、1900年以上の歴史を持つと言われています。
伊香保温泉には「黄金の湯」と「白銀の湯」という2種類の源泉がありますが、腰痛ケアにおすすめなのは「黄金の湯」です。
「黄金の湯」の泉質と効能
黄金の湯は、鉄分を含んだ茶褐色のお湯で、正式な泉質名は「カルシウム・ナトリウム–硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉」です。複数の成分がバランスよく含まれた、贅沢な泉質と言えます。
硫酸塩泉の特徴である血行促進効果に加え、塩化物泉の保温効果、炭酸水素塩泉の美肌効果も併せ持っています。古くから湯治場として栄えてきたのも納得の泉質です。
公式の適応症には「筋肉又は関節の慢性的な痛み又はこわばり」「末梢循環障害」「冷え性」などが記載されています。まさに、運転で凝り固まった腰と、冷えからくる痛みの両方に効果が期待できる温泉なのです。
施設紹介:黄金の湯館
数ある伊香保の温泉施設の中で、ドライバーの方に特におすすめしたいのが「黄金の湯館(こがねのゆかん)」です。
伊香保グランドホテルに併設された日帰り入浴施設で、最大の魅力は「広大な平面駐車場」があること。伊香保温泉は石段街が有名ですが、石段街周辺の道は狭く、駐車場も限られています。車高の低い車やワイドボディの車だと、神経を使う場面も多いでしょう。
その点、黄金の湯館は石段街から少し離れた場所にあり、駐車場への出入りがしやすいのが特徴です。約300台収容の広い平面駐車場があるため、愛車を傷つける心配なく停められます。
施設内には内湯・露天風呂のほか、サウナや休憩スペースも完備。湯上がり後に横になれる畳の休憩室があるのも、腰痛持ちにはありがたいポイントです。
| 施設名 | 伊香保温泉 黄金の湯館 |
| 泉質 | カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉(中性低張性温泉)(黄金の湯) |
| 適応症 | 健康増進・病後回復期・美肌・腰痛・肩凝り・五十肩・血圧・冷え性(冷え症)・関節のこわばり・関節痛・神経痛・筋肉痛・切り傷・打ち身・慢性皮膚病・慢性消化器病・痔疾・火傷・くじき・慢性婦人病・虚弱児童・運動麻痺など |
| 営業時間 | 10:00〜22:00(最終受付21:30) ※毎月第2水曜日は休館となります。 ※変更の場合あり |
| 料金 | 【開館~15:00受付】 大人/中学生以上 680円(税込743円) 小人/3歳以上小学生以下 400円(税込440円) 【15:00~最終受付】 大人/中学生以上 980円(税込1,073円) 小人/3歳以上小学生以下 600円(税込660円) ※入館料は入湯税込1日券の料金です。 名入りタオル販売 250円(税込275円) バスタオル貸出 200円(税込220円) 浴衣貸出 200円(税込220円) ブランケット貸出 300円(税込330円) |
| 駐車場 | 約250台収容(日帰りは第二駐車場※無料) |
| 設備 | 内湯、露天風呂、サウナ、休憩室(畳あり)、食事処 |
| アクセス | 関越自動車道 渋川伊香保ICより約20分 JR渋川駅からバスで約20分 |
ドライバー視点の推しポイント
黄金の湯館を腰痛ドライバーにおすすめする理由をまとめます。
広い平面駐車場:約250台収容、平置きなので車種を選びません。隣の車との間隔も広めに取れるため、ドアパンチの心配も少ないです。
アクセスの良さ:渋川伊香保ICから約20分。石段街の狭い道を通らなくても辿り着けるルートがあります。
営業時間が長い:22時まで営業しているため、聖地巡礼を存分に楽しんでからでも間に合います。
休憩スペースの充実:畳の休憩室で横になれるので、入浴後にしっかり休んでから帰路につけます。
2. 赤城エリア:高橋兄弟の膝元で「熱の湯」に温まる
榛名を後にしたら、次は高橋涼介・啓介兄弟率いる「レッドサンズ」の本拠地、赤城山エリアへ向かいましょう。
赤城山は榛名山と並ぶ上毛三山の一つで、山頂にはカルデラ湖の大沼(おの)が広がっています。標高が高いため、夏でも涼しく、逆に冬は厳しい寒さとなります。腰痛持ちにとって「冷え」は大敵ですから、このエリアでは保温効果の高い温泉が重宝されてきました。
頭文字D聖地ポイント
赤城山のダウンヒル
作中で高橋涼介のFC、高橋啓介のFDが駆け抜けた赤城山の道は、県道4号線(通称:赤城道路)です。
裾野から山頂までの標高差は約1,000m以上。長い直線と中高速コーナーが続く、榛名とはまた違った特性を持つ峠道です。ダウンヒルでは、ブレーキとアクセルワークが試される、テクニカルなコースとなっています。
ただし、標高が高くなると気温が急激に下がります。夏でも山頂付近は肌寒いことがありますし、冬は積雪・凍結があるため注意が必要です。腰痛持ちの方は、身体を冷やさないようカーディガンなど羽織るものを用意しておくと安心です。
大沼(おの)
赤城山の山頂にあるカルデラ湖で、作中ではレッドサンズのメンバーが集結するシーンなどで登場しました。
湖畔をぐるりと一周するドライブは気持ちが良いものです。ただし、標高1,350m付近にあるため、季節によっては霧が発生しやすく、視界が悪くなることがあります。無理をせず、天候と相談しながら楽しみましょう。
赤城神社
大沼の湖畔に浮かぶように建つ朱色の神社です。聖地としてはもちろん、パワースポットとしても訪れる価値があります。詳しくは次の項目で解説します。
パワースポット:赤城神社

赤城山の山頂、大沼の湖畔に鎮座する赤城神社は、赤城山をご神体とする由緒ある神社です。現在の社殿は2010年に再建されたもので、朱色の美しい姿が湖面に映える、フォトジェニックなスポットでもあります。
ご祭神は赤城大明神(あかぎだいみょうじん)。特に「女性の願いを叶える神様」として知られており、縁結び、安産、美容などのご利益があるとされています。
「女性向けの神社なの?」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。赤城神社には「健康長寿」「病気平癒」のご利益もあり、腰痛の快癒を祈願するのにぴったりです。
神社にかかる「啄木鳥橋(きつつきばし)」を渡る際は、ぜひ周囲の景色を見渡してみてください。大沼を囲む山々の稜線、澄んだ空気、湖面に映る空――。日常の喧騒を忘れ、心が洗われるような感覚を味わえるはずです。
ただし、湖からの風は冷たいので、参拝後はすぐに温泉で温まることをおすすめします。身体を冷やしたままにしておくと、せっかく緩んだ筋肉がまた硬くなってしまいますからね。
| 神社名 | 赤城神社(大洞) |
| ご祭神 | 赤城大明神 |
| ご利益 | 縁結び、安産、美容、健康長寿、病気平癒 |
| 参拝時間 | 境内自由(社務所 9:00〜17:00頃) |
| 駐車場 | あり(無料・約100台) |
| 注意事項 | 標高が高いため防寒対策を。冬期は積雪あり |
腰痛ケアの温泉:富士見温泉「見晴らしの湯 ふれあい館」
赤城山を下った麓、「道の駅ふじみ」に併設されているのが、富士見温泉「見晴らしの湯 ふれあい館」です。
赤城山のダウンヒルを終えた後、このエリアで身体を温めるのに最適な温泉です。道の駅併設なので、地元の新鮮野菜を買ったり、食事を楽しんだりすることもできます。
「熱の湯」塩化物泉の保温効果
富士見温泉の泉質は「ナトリウム・カルシウム–塩化物温泉」。塩分を含んだお湯は、入浴後も長時間ポカポカが続くことから「熱の湯」と呼ばれています。
塩化物泉の保温効果のメカニズムを簡単にご説明しましょう。塩分が肌に付着すると、汗の蒸発が抑えられ、身体の熱が逃げにくくなります。まるで塩の膜で身体を包み込んでいるような状態です。
赤城山は標高が高く、夏でも涼しい反面、身体が冷えやすい環境です。山頂で冷えた身体を、この「熱の湯」でしっかり温めてから帰路につくことで、冷えからくる腰の重だるさを予防できます。
施設紹介:見晴らしの湯 ふれあい館
「見晴らしの湯」という名前の通り、前橋市街を見下ろす絶景露天風呂が自慢の施設です。晴れた日には関東平野が一望でき、夜は夜景も楽しめます。
料金は大人520円とリーズナブル。道の駅併設なので、温泉の前後に買い物や食事も楽しめます。地元産の野菜や、赤城山麓で作られた加工品など、お土産探しにもぴったりです。
| 施設名 | 道の駅ふじみ 富士見温泉 見晴らしの湯 ふれあい館 |
| 泉質 | ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉 |
| 適応症 | 筋肉又は関節の慢性的な痛み、冷え性、末梢循環障害など |
| 営業時間 | 10:00〜21:00(最終受付20:30) |
| 料金 | 大人 520円 |
| 駐車場 | 約200台(道の駅共用・無料・フラット) |
| 設備 | 内湯、露天風呂(絶景)、休憩室、食事処、物産館 |
| アクセス | 関越自動車道 赤城ICまたは前橋ICより約30分 |
ドライバー視点の推しポイント
道の駅併設の安心感:広い平面駐車場で、出入りもスムーズ。トラックや大型車も多く訪れるため、駐車場の設計に余裕があります。
コストパフォーマンスの良さ:520円という料金で、本格的な温泉と絶景露天風呂を楽しめるのは破格です。
買い物・食事もできる:温泉の前後に道の駅で過ごせるため、休憩時間を長めに取れます。湯上がり後にしっかり休んでから運転を再開できるのは、安全面でも重要です。
運転ストレスの解消:露天風呂から見下ろす関東平野の景色は、開放感抜群。渋滞やクネクネの峠道で溜まったストレスを、心ごとほぐしてくれます。
3. 妙義エリア:ナイトキッズの岩山で「美人の湯」に緩む
赤城を後にしたら、次は中里毅率いる「ナイトキッズ」が攻めた妙義山エリアへ。
妙義山は、榛名・赤城と並ぶ上毛三山の一つですが、その姿は他の二山とは大きく異なります。ゴツゴツとした奇岩・怪石が連なる、まるで水墨画のような独特の景観。日本三大奇景の一つに数えられ、その威容は見る者を圧倒します。
作中でも、この険しい山容を背景にしたレースシーンは迫力満点でした。妙義山の峠道は、岩肌を縫うように走るテクニカルなコースで、ドライバーの腕が試される道でもあります。
頭文字D聖地ポイント
妙義山のワインディング
県道196号線(妙義山道路)は、妙義山の裾野を走るワインディングロードです。奇岩を間近に見ながら走れる、景色の変化に富んだ道となっています。
ただし、ところどころ道幅が狭い箇所や、落石注意の区間があります。景色に見とれて前方不注意にならないよう、安全運転を心がけてください。
道の駅みょうぎ
妙義山の麓にある道の駅で、駐車場から見上げる妙義山の姿は迫力満点です。休憩スポットとしてはもちろん、地元の特産品を購入することもできます。
施設内には、妙義山に関する資料や、周辺の観光情報も展示されています。聖地巡礼の拠点として、まずはここに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
中之嶽神社
妙義山の南側に鎮座する神社で、日本一大きな「だいこく様」の像があることで知られています。高さ20mもある金色のだいこく様は、見ごたえ十分。
ここは甲子園の神様としても有名で、野球関係者の参拝が多いそうです。スポーツに縁のある神社ですから、「身体の調子が良くなりますように」という願いも聞き届けてくれるかもしれません。
パワースポット:妙義神社
妙義山の東麓に鎮座する妙義神社は、創建から1500年以上の歴史を持つ古社です。
本殿までは165段の石段を登る必要がありますが、無理は禁物です。腰の調子が悪い日は、石段の途中で引き返しても問題ありません。神様はそれでも見守っていてくださいます。
もし登れる状態であれば、ぜひ本殿まで行ってみてください。江戸時代に建てられた社殿は、極彩色の彫刻が施された豪華なもので、「上毛の日光」とも称されています。
ご祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)。武運の神様であり、困難を乗り越える力を授けてくださるとされています。腰痛という困難と戦っている皆さんにとって、心強い味方になってくれるはずです。
また、妙義神社は「出世運」「上昇運」のご利益でも知られています。「今の状態が快方に向かうように」「運気が上昇するように」――そんな願いを込めて参拝してみてはいかがでしょうか。
| 神社名 | 妙義神社 |
| ご祭神 | 日本武尊(やまとたけるのみこと) |
| ご利益 | 出世運、上昇運、武運、厄除け |
| 参拝時間 | 境内自由 |
| 駐車場 | あり(無料・約50台) |
| 注意事項 | 本殿まで165段の石段あり。無理は禁物 |
腰痛ケアの温泉:妙義グリーンホテル&テラス「もみじの湯」
妙義神社のすぐ近くにあるのが、妙義グリーンホテル&テラス併設の「もみじの湯」です。
ホテルの温泉ですが、日帰り入浴も受け付けています。露天風呂から眺める妙義山の絶景は、このエリアならではの贅沢です。
「美人の湯」炭酸水素塩泉のやさしさ
もみじの湯の泉質は「炭酸水素塩泉」。お湯に浸かると、トロトロとした独特の肌触りを感じられます。
炭酸水素塩泉は「美人の湯」と呼ばれることが多い泉質です。皮膚の表面を柔らかくし、古い角質を落とす作用があるため、入浴後は肌がスベスベになります。
腰痛ケアの観点から見ると、この「刺激の少ないやさしいお湯」という特徴が重要です。長時間のドライブでは、バケットシートに押し付けられていた背中やお尻の皮膚が、知らず知らずのうちにダメージを受けています。炭酸水素塩泉は、そんな敏感になった肌にも優しく作用します。
また、筋肉の緊張を和らげる効果も期待できます。トロトロのお湯に包まれていると、身体全体の力が抜けていく感覚を味わえるでしょう。
施設紹介:もみじの湯
妙義グリーンホテル&テラスは、妙義神社から車で約5分の場所にあります。ゴルフ場も併設されたリゾートホテルで、温泉施設「もみじの湯」は日帰りでも利用可能です。
最大の魅力は、露天風呂から望む妙義山の絶景。まるで水墨画の中にいるような、荘厳な景色を眺めながらの入浴は、他では味わえない体験です。
自分が走ってきた(あるいは作中で見た)あの山を、温泉に浸かりながら眺める――。これこそ、聖地巡礼ドライブの醍醐味ではないでしょうか。
| 施設名 | 妙義グリーンホテル&テラス もみじの湯 |
| 泉質 | 炭酸水素塩泉 |
| 適応症 | 筋肉又は関節の慢性的な痛み、皮膚乾燥症など |
| 営業時間 | 12:00〜19:00(最終受付18:30)※季節により変動、要確認 |
| 料金 | 大人 600円 |
| 駐車場 | あり(ホテル敷地内・無料) |
| 設備 | 内湯、露天風呂(絶景) |
| アクセス | 上信越自動車道 松井田妙義ICより約15分 |
ドライバー視点の推しポイント
妙義山の絶景露天風呂:峠を見ながら入る湯は、ドライバーならではの至福の時間。自分が走ってきた道を眺める贅沢を味わえます。
妙義神社から近い:参拝後にすぐ温泉に入れる立地は、冷えやすい身体を持つ腰痛持ちにとってありがたい。
リゾートホテルの上質な空間:施設が綺麗で清潔感があり、落ち着いた雰囲気の中で入浴できます。
トロトロの泉質:バケットシートで圧迫された背中やお尻を、柔らかいお湯が優しく包み込んでくれます。
4. 碓氷エリア:インパクトブルーの峠で「やわらかい湯」に憩う
いよいよ最後のエリア、真子&沙雪の「インパクトブルー」が駆け抜けた碓氷峠です。
碓氷峠は、群馬県と長野県を結ぶ峠道で、その歴史は古く、江戸時代には中山道の難所として知られていました。現在は上信越自動車道や新幹線が通っているため、峠道を走る機会は減りましたが、旧道は今でもドライバーに愛されています。
作中では、真子のシルエイティが華麗なコーナリングを見せた場所。彼女たちの「溝落とし」に憧れたファンも多いのではないでしょうか(もちろん、公道での危険運転はNGですよ)。
頭文字D聖地ポイント
碓氷峠の旧道
国道18号線の旧道(碓氷バイパスではなく、めがね橋方面に向かう道)が、作中に登場した峠道です。
184もの急カーブが連続する、まさに「峠」と呼ぶにふさわしい道。ただし、道幅は狭く、落ち葉や苔で滑りやすい箇所もあるため、慎重な運転が必要です。
聖地巡礼としては、ゆっくりと景色を楽しみながら走るのがおすすめ。レンガ造りのアーチ橋や、旧信越本線の遺構など、歴史を感じるスポットが点在しています。
めがね橋(碓氷第三橋梁)
碓氷峠といえば、このめがね橋は外せません。明治25年に完成したレンガ造りのアーチ橋で、現存するレンガ造りの橋としては日本最大級です。
現在は「アプトの道」という遊歩道として整備されており、橋の上を歩くこともできます。腰の調子が良ければ、少し歩いてみるのも良いでしょう。ただし、足元は石畳なので、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。
荻野屋 横川店
https://www.oginoya.co.jp/tenpo/shop-list/yokokawa/作中で、主人公たちが釜めしを食べるシーンに登場した「おぎのや」。横川駅前の本店は、まさにその聖地です。
おぎのやの「峠の釜めし」は、益子焼の釜に盛られた駅弁として有名。温かいご飯の上に、鶏肉、椎茸、栗、杏など、様々な具材が彩りよく並びます。
温泉の前に腹ごしらえとして立ち寄るのもよし、温泉後に食べるのもよし。ただし、人気店なので、混雑する時間帯は待つことがあります。
| 店舗名 | 荻野屋 横川店 |
| 名物 | 峠の釜めし |
| 営業時間 | 店内売店・釜めし売店 9:00-17:00 ※状況により延長有り |
| 駐車場 | あり |
| アクセス | 上信越自動車道 松井田妙義ICより約10分 |
パワースポット:熊野皇大神社
碓氷峠の頂上、群馬県と長野県の県境に建つ熊野皇大神社。その名の通り、社殿が県境をまたいで建っているという、全国的にも珍しい神社です。
群馬県側は「熊野神社」、長野県側は「熊野皇大神社」と、それぞれ別の宗教法人として登録されています。一つの神社なのに、県によって名前が違う――。何とも不思議な場所です。
ご神木の「しなの木」は、樹齢850年以上と言われる巨木で、開運・縁結びのパワースポットとして知られています。木の周りを一周すると、ご利益があるとも言われています。
碓氷峠は古来より交通の要所であり、この神社には「交通安全」のご利益もあります。また、「健脚(足腰の健康)」を祈願する参拝者も多いそうです。
せっかくですから、ここで「交通安全」と「足腰の健康」をしっかり祈願していきましょう。帰り道の安全と、これからも車に乗り続けられる身体を、神様にお願いするのです。
ちなみに、県境をまたいで反復横跳び……は腰に悪いのでやめておきましょう。神様も苦笑いされるかもしれません。
| 神社名 | 熊野皇大神社(長野県側)/ 熊野神社(群馬県側) |
| ご祭神 | 伊邪那美命(いざなみのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと) |
| ご利益 | 交通安全、健脚、開運、縁結び |
| 参拝時間 | 境内自由 |
| 駐車場 | あり(無料・約50台) |
| 注意事項 | 標高が高いため、冬期は積雪・凍結に注意 |
腰痛ケアの温泉:天然温泉「峠の湯」
碓氷峠の旧道の麓、碓氷峠の森公園交流館に併設されているのが「峠の湯」です。
今日一日の聖地巡礼を締めくくるのに、ふさわしい温泉施設。帰り道に備えて、ここでしっかり身体を休めていきましょう。
「やわらかい湯」単純温泉の鎮静効果
峠の湯の泉質は「弱アルカリ性単純温泉」。成分が穏やかで、刺激の少ない優しいお湯です。
単純温泉は「効かない温泉」と誤解されることがありますが、実はその「刺激の少なさ」こそが強みです。
一日かけて4つのエリアを巡ってきた身体は、想像以上に疲れています。長時間の運転で神経は過敏になり、筋肉はあちこちで緊張しています。そんな状態の身体に、成分の強い温泉は逆効果になることも。
弱アルカリ性単純温泉は、神経の興奮を鎮め、身体全体をリラックスさせてくれます。「効く」というより「癒やす」――。そんな表現がぴったりの、やさしいお湯なのです。
施設紹介:峠の湯
https://usui-pass.com/facilityinformation/touge/碓氷峠の森公園は、旧碓氷線の廃線跡を利用した公園で、峠の湯はその中にあります。施設は比較的新しく、清潔感があります。
内湯と露天風呂のほか、サウナや休憩スペースも完備。家族連れやカップルでも利用しやすい、明るい雰囲気の施設です。
この温泉の良いところは、湯上がり後の「けだるさ」が少ないこと。成分が穏やかなため、長湯しても湯あたりしにくく、入浴後もスッキリとした状態を保てます。これから高速道路で帰路につくドライバーにとって、これは大きなメリットです。
| 施設名 | 碓氷峠の森公園交流館 峠の湯 |
| 泉質 | 弱アルカリ性単純温泉 |
| 適応症 | 神経症、不眠症、うつ状態、疲労回復など |
| 営業時間 | 10:00 ~ 21:00 ※最終入館受付は 20:30 ※毎月第2・第4火曜日は休館日 |
| 料金 | 大人 700円(3時間) |
| アクセス | 上信越自動車道 松井田妙義ICより約5分 |
ドライバー視点の推しポイント
帰路に備える「締めの湯」:湯上がり後のけだるさが少なく、スッキリした状態で帰りの運転に臨めます。
ICから近い:松井田妙義ICから約5分というアクセスの良さ。高速に乗る直前に立ち寄れる便利な立地です。
施設が新しく綺麗:清潔感のある施設で、気持ちよく入浴できます。
広い駐車場:約100台収容の駐車場は、ゆとりを持って停められます。
腰痛ドライバーのためのモデルコース
ここまで4つのエリアをご紹介してきましたが、「一日で全部回れるの?」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
結論から言えば、全エリアを一日で回ることは可能です。ただし、腰痛持ちの方は、無理なスケジュールを組むと逆効果になってしまいます。
ここでは、腰痛ドライバーにおすすめの2つのモデルコースをご提案します。ご自身の体調や興味に合わせて、参考にしてください。
【コースA】4エリア完全制覇プラン(健脚向け)
全ての聖地と温泉を一日で巡る、欲張りプランです。体力に自信のある方向け。
8:00 自宅出発
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9:30 榛名神社(参拝・ウォーキング 約1時間)
↓
11:00 伊香保おもちゃと人形自動車博物館(見学 約1時間)
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12:30 黄金の湯館(入浴・休憩 約1.5時間)
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14:30 赤城山ドライブ(大沼、赤城神社 約1.5時間)
↓
16:30 富士見温泉 見晴らしの湯(入浴・休憩 約1時間)
↓
18:00 妙義山ドライブ(道の駅みょうぎ、妙義神社 約1時間)
↓
19:30 碓氷峠(めがね橋、熊野皇大神社 約30分)
↓
20:30 峠の湯(入浴・休憩 約1時間)
↓
21:30 松井田妙義ICから帰路へ
注意点:このプランは温泉を3箇所入る構成になっています。温泉の入りすぎは身体に負担がかかることもありますので、体調に合わせて入浴する温泉を絞ってください。
【コースB】ゆったり2エリアプラン(腰痛配慮型)
腰の調子が不安な方、のんびり楽しみたい方向けの、余裕を持ったプランです。
榛名・碓氷コース
9:00 自宅出発
↓
10:30 榛名神社(参拝・ウォーキング 約1時間)
↓
12:00 おぎのや横川店(昼食 約1時間)
↓
13:30 碓氷峠ドライブ(めがね橋、熊野皇大神社 約1.5時間)
↓
15:30 峠の湯(入浴・休憩 約2時間)
↓
18:00 松井田妙義ICから帰路へ
赤城・妙義コース
8:00 自宅出発
↓
10:00 赤城山ドライブ(大沼、赤城神社 約2時間)
↓
12:30 富士見温泉 見晴らしの湯(入浴・昼食・休憩 約2時間)
↓
15:00 妙義山ドライブ(道の駅みょうぎ、妙義神社 約1.5時間)
↓
17:00 もみじの湯(入浴・休憩 約1.5時間)
↓
19:00 松井田妙義ICから帰路へ
ポイント:2エリアに絞ることで、各スポットでの滞在時間に余裕ができます。温泉でも十分な休憩を取れるため、腰への負担を軽減できます。
腰痛ドライバーのためのQ&A
聖地巡礼ドライブと温泉を楽しむために、よくある質問にお答えします。
- 聖地巡礼と温泉、どちらを先にするのが良い?
-
基本的には「聖地巡礼(運転)→ 最後に温泉」の順をおすすめします。
運転中、私たちの筋肉は緊張・収縮した状態が続きます。特に腰周りの筋肉は、姿勢を維持するために常に働いています。この緊張状態をその日のうちにほぐしてあげることで、翌日の揉み返しや痛みを軽減できます。
また、温泉に入った後は身体がリラックスモードに入るため、集中力が落ちることがあります。安全運転のためにも、運転は温泉の前に済ませておくのが理想です。
- 腰痛がひどい時でも温泉に入って大丈夫?
-
急性の痛み(ぎっくり腰直後など)で患部が熱を持っている場合は、温めると逆効果になることがあります。
炎症が起きている状態で温めると、血流が増加して炎症が悪化する可能性があるのです。そのような場合は入浴を控え、医師に相談してください。
この記事でご紹介しているのは、あくまで慢性的な運転疲れや重だるさのケアにおすすめの温泉です。「最近ずっと腰が重い」「運転後に腰がだるくなる」といった症状の方を対象としています。
- 一日に何回も温泉に入っても大丈夫?
-
体調によりますが、一般的に3回程度までが目安とされています。
温泉への入浴は、想像以上に体力を消耗します。特に成分の濃い温泉は、身体への作用も強くなります。「たくさん入れば入るほど効く」というわけではありません。
複数の温泉を巡る場合は、それぞれの入浴時間を短めにし、休憩時間をしっかり取ることを心がけてください。体調に異変を感じたら、無理をせず次の温泉は見送りましょう。
- 峠道は冬でも走れますか?
-
群馬の上毛三山(赤城・榛名・妙義)や碓氷峠は、冬期は積雪・凍結することがあります。
スタッドレスタイヤやチェーンの装着は必須です。ノーマルタイヤでの走行は危険ですし、そもそも通行規制がかかることもあります。
腰痛持ちの方にとって、雪道の緊張する運転は大敵です。冬場は平地の温泉を中心に楽しむか、公共交通機関を利用するなど、無理のない計画を立てましょう。
- おすすめの季節は?
-
新緑の春(4〜5月)と紅葉の秋(10〜11月)が特におすすめです。
春は木々の芽吹きが美しく、夏に比べて涼しいため快適にドライブできます。秋は山々が紅葉に染まり、特に妙義山の紅葉は絶景です。
夏は標高の高いエリア(赤城山頂など)は涼しくて良いのですが、平地は暑いため温泉に入る気分になりにくいかもしれません。
冬は前述の通り積雪・凍結があるため、山岳部へのアクセスには注意が必要です。
- 車高の低い車やワイドボディの車でも大丈夫?
-
峠道自体は舗装されていますが、一部注意が必要な箇所があります。
特に榛名山の路面凸凹加工や、妙義山の一部の狭い道は、車高の低い車だと神経を使うかもしれません。
駐車場については、今回ご紹介した温泉施設はいずれも平面駐車場があり、比較的停めやすい環境です。ただし、観光シーズンは混雑することがありますので、早めの時間帯に訪れることをおすすめします。
- 一人で行っても楽しめる?
-
もちろん楽しめます。むしろ、自分のペースで回れるのは一人旅の醍醐味です。
腰痛持ちの方は特に、自分の体調に合わせて休憩を取ったり、予定を変更したりできる一人旅が向いているかもしれません。
温泉も一人で入ると、他の人に気を遣わずにゆっくりと湯船に浸かれます。腰を伸ばすストレッチなども、周りを気にせず行えますよ。
安全に楽しむための注意事項

最後に、聖地巡礼ドライブと温泉を安全に楽しむための注意事項をまとめます。
運転に関する注意
無理な運転は禁物:峠道は楽しいですが、公道です。スピードの出しすぎや危険な追い越しは絶対にやめましょう。作中のような走りは、あくまでフィクションです。
休憩は頻繁に:腰痛持ちの方は、1時間に1回程度の休憩を心がけてください。車を降りて軽くストレッチをするだけでも違います。
眠気を感じたら即休憩:温泉後は特に眠くなりやすいです。少しでも眠気を感じたら、迷わず安全な場所に停車して仮眠を取りましょう。
天候の確認:山の天気は変わりやすいです。出発前に天気予報を確認し、荒天時は無理をしないでください。
温泉に関する注意
入浴前後の水分補給:脱水を防ぐため、入浴前後にはコップ1杯程度の水分を摂りましょう。
飲酒後の入浴は避ける:アルコールを摂取した後の入浴は、血圧の急激な変動を招き危険です。
持病がある方は事前に相談:心臓病、高血圧、糖尿病などの持病がある方は、入浴前に医師に相談することをおすすめします。
貴金属の取り外し:温泉の成分によっては、アクセサリーが変色することがあります。入浴前に外しておきましょう。
腰痛に関する注意
急性の痛みがある時は入浴を控える:ぎっくり腰直後など、炎症を起こしている可能性がある場合は、温めると悪化することがあります。
長時間の同じ姿勢を避ける:運転中も、信号待ちなどで軽く姿勢を変えるだけで、腰への負担が軽減されます。
重い荷物の持ち方に注意:お土産など荷物を持つ時は、腰を曲げずに膝を曲げて持ち上げましょう。
異変を感じたら医療機関へ:しびれや脱力感など、いつもと違う症状が出た場合は、早めに医療機関を受診してください。
まとめ:群馬はドライバーの「腰」と「心」を救う聖地

今回は「腰痛 日帰り温泉 群馬」をテーマに、頭文字Dの聖地を絡めた贅沢なプランをご紹介してきました。
榛名(秋名)では、拓海のホームで血行促進の「黄金の湯」と榛名神社のウォーキング。
赤城では、高橋兄弟の膝元で深部体温を上げる「熱の湯」と赤城神社の絶景。
妙義では、ナイトキッズの岩山で筋肉を緩める「美人の湯」と妙義神社の上昇運。
碓氷では、インパクトブルーの峠で神経を鎮める「やわらかい湯」と熊野皇大神社の交通安全。
4つのエリアそれぞれに、特色ある温泉とパワースポットがあります。
群馬県は、走り屋の心を熱くする峠道と、ドライバーの職業病とも言える腰痛を癒やす名湯が、こんなにも近い距離で共存している稀有な場所です。
頭文字Dに熱狂した10代、20代の頃。あれから何十年が経ち、私たちの身体には様々なガタが来ています。でも、車を愛する気持ちは変わっていない。そんな皆さんにとって、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
愛車のメンテナンスは定期的にされていることと思います。
でも、あなた自身の身体のメンテナンスは、いかがでしょうか?
今度の休日は、群馬の峠と温泉へ。
愛車と一緒に、あなた自身の身体も、しっかりオーバーホールしてあげてください。
もちろん、帰り道も安全運転で。
また元気に、峠を走れる身体でいるために――。
【免責事項】
※本記事で紹介している温泉の適応症などの情報は、各施設の公式情報や温泉分析書、環境省の資料に基づいています。
※入浴による効果・効能には個人差があります。持病のある方は、事前に医師にご相談ください。
※営業時間・料金等は変更になる場合があります。お出かけ前に各施設の公式情報をご確認ください。
※公道での安全運転を心がけ、交通法規を遵守してください。
【参考文献・引用元】
・環境省「温泉療養のイ・ロ・ハ」
・各温泉施設公式サイト、温泉分析書
・各神社公式サイト


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